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同じ画像を7つの画像ホスティングに上げ、90日後に死体を数えた:2026 生存率の実測

公開日18 min read
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なぜこの90日実験をやったか

X や 5ch、ふたば、個人ブログで画像を貼る人には、共通の恐怖があります。ある朝、3年前の投稿を開くと、画像が一列まるごとバツ印になっている。

正直、私自身がやられました。一昨年に投稿したレビュー記事の画像ホスティングが、ある日予告なく閉鎖。40枚以上の画像が一夜で全滅し、コメント欄には「画像の再アップ希望」だけが残る。あの無力感は、本当にきつい。

問題は、市場のどの画像ホスティングもトップページに大きく「永久保存」「画像は削除しません」と書くこと。でもその約束、どう検証する? 3か月後に戻って数えた人など、誰もいない。

だから今回は公式サイトの宣伝文句をもう見ないことにしました。最も原始的な方法で。同じ画像を、同じ日に、7社の画像ホスティングにアップし、アラームをセットして、30・60・90日目に一度ずつ戻って確認する。 これはその検死報告です。

実験の設計

選んだのは3.2 MB、1920×1080 の JPG(旅行の風景写真。色階調が豊富で、二次圧縮の有無が見やすい)。0日目、同じ画像を同じ回線で順にこの7社へアップしました。

Imgur、ImgBB、Postimages、Imgbox、Catbox、freeimage.host、そして lpic.cc。

(台湾で人気の PTT 向けホスティング Meee のような地域特化サービスは、日本からは用途が薄いのでこのロスターから外しています。)

そして3つだけを固定で確認。これこそ実利用者が本当に気にする点です。

  1. まだあるか? 画像 URL を直接開き、200 か 404 かを見る。
  2. 掲示板の直リンクは生きているか? 外部リンク URL を 5ch や個人ブログの <img>、X に貼り、サムネイルが出るか見る。これは「画像がまだある」とは別の話。多くのホスティングは画像は残るがホットリンクをブロックする。
  3. こっそり画質を落とされていないか? 90日目に取得した画像を元ファイルとファイルサイズ・解像度で照合する。

チェックポイントは4つだけ。0・30・60・90日目。間は毎日見ず、「投稿したら忘れる」一般的な現実を模擬しました。

先に結論。完璧な1社はない。永久を謳う社にも落とし穴がある。

0日目:アップの時点で先に倒れた話

実は「アップの容易さ」からして各社で差が出ます。7社中、台湾からアクセスすると Imgur だけが詰まりました。転送が回り続けて最後に Imgur is temporarily over capacity。

これはサーバー混雑ではありません。Imgur が2025年5月中旬から台湾 IP のアップロードをブロック している既知の問題で、1年以上未解決。既存の旧画像は見えるが、台湾 IP からの新規アップは門前払い。私は最終的に日本ノードを経由して画像を押し込みました。

日本からのアップ自体は問題なく通ります。ただしこの一件は重要な示唆を含む。Imgur は地域単位でブロックをかけるサービス だということ。実際、英国地域も2025年9月末にジオブロックされました。今日は日本から使えても、規約や方針が変われば明日どうなるかは Imgur 次第。生存率表には表れない、この地域リスクは頭に入れておくべきです。

他の6社は問題なく一発でアップ成功。freeimage.host が少し遅く(約4秒)、残りは2秒以内。lpic.cc はアップ後すぐ短縮 URLをくれて、体感が最もスムーズでした。

生存率の総合表:90日後に誰が立っているか

これがメインディッシュ。下表の各セルは実際に URL を開いた観察結果で「実測」、当時100%確認できず公式方針から推断したものは「方針から推定」と表記します。

画像ホスティング 0日目 30日目 60日目 90日目 判定根拠
Imgur 台湾 IP は不可(日本ノードで成功) 生存 生存 生存 実測(ただし地域可用性に懸念)
ImgBB アップ成功 生存 生存 生存 実測
Postimages アップ成功 生存 生存 生存 実測 + 公式「放置では削除しない」
Imgbox アップ成功 生存 生存 生存 実測(JPG/PNG のみ受付)
Catbox アップ成功 生存 生存 生存 実測(ただし財務リスク高、後述)
freeimage.host アップ成功(やや遅い) 生存 生存 生存 方針から推定
lpic.cc アップ成功 期限切れで消滅 — — 実測(デフォルト30日保存)

最後の行を見てください。lpic.cc、自分の家の画像が30日目で死にました。 これはバグではなく、デフォルト30日保存という設計です。後で正直に語りますが、まず数字に語らせます。

90日の短い窓では、純粋に「画像がまだある」だけなら、多くの老舗無料ホスティングは持ちこたえる。本当の差は生存ではなく、次の2表にあります。

掲示板の直リンクこそ真の戦場

画像が残っていても、5ch や X に貼って見えるとは限らない。ここが最も混同される点です。

各社の外部リンク URL を 5ch の <img> 表示、ふたば、X の埋め込みに貼り、90日目に再度サムネイルが取れるか測りました。

画像ホスティング 5ch / 掲示板の直リンク X の埋め込みプレビュー 備考
Imgur 不安定(風控で時々ブロック) 不安定 旧画像は表示可だが風控がランダムに弾く
ImgBB 正常 正常 ページ URL でなく direct link を使う
Postimages 正常 正常 老舗の外部リンク第一候補
Imgbox 正常 正常 direct link のコピーが必要
Catbox 正常 正常 直リンクがクリーンでリダイレクトなし
freeimage.host 正常 正常 direct link の末尾を正しく
lpic.cc 30日以内は正常 30日以内は正常 期限切れ後は404

私も踏んだので言っておく。初心者が最もやるミスは、コピーするのが「画像ページの URL」で「画像直リンクの URL」でないこと。 ページ URL を <img> に貼っても文字の塊が出るだけで画像は出ない。ImgBB、Postimages、Imgbox はもう一手「direct link をコピー」を押し、末尾が .jpg/.png のものが正解。

Imgur の列が最も悲惨。画像は残っているが、風控(不正利用対策)がランダムに 429 を返し、貼った投稿が今日は見えて明日はバツになる。大げさでなく、同じ投稿を3回リロードして3種類の結果でした。

画質劣化:あの静かな慢性的な削り

もう1つの死に方が陰湿です。画像は消えないが、こっそり圧縮されて滲む。生きていると思ったら、実は半分死んでいる。

90日目に各社から取得したファイルを元ファイル(3.2 MB / 1920×1080)と照合しました。

画像ホスティング 90日目のファイルサイズ 解像度 二次圧縮の有無
ImgBB 約3.2 MB 1920×1080 なし(元ファイル保持)
Postimages 約3.2 MB 1920×1080 なし
Imgbox 約3.1 MB 1920×1080 ほぼなし
Catbox 3.2 MB 1920×1080 なし(元ファイル直保存)
freeimage.host 約3.1 MB 1920×1080 軽微(方針から推定)
Imgur 約2.6 MB 1920×1080 あり(再圧縮する)

Imgur のファイルを100%拡大で照合しました。2.6 MB 対元3.2 MB、アップした時点で2割近く削られている。空のグラデ部分に薄いバンディングが見える。サムネイルでは全く分からないが、印刷や壁紙にすると細部が一枚滲んだと気づく。この落ち方が最も陰湿で、何の通知も出ず、高画質版が欲しくなった頃には元ファイルはとっくに上書きされている。

Catbox はここでフォローを。元ファイル直保存で、上げた画質のまま取得でき、1ピクセルも触られない。画質に神経質な人は好きになるはず。

でも——ここに大きな落とし穴が。Catbox は生存率満点、画質も満点だが、2025年5月に Patreon で凍結され、資金が一時月20数ドルまで落ち、創業者自身が「あと2か月で運営できなくなるかも」と公言した。だから現在の「生存」は、とても薄い氷の上に立っている。私の90日検証で無事でも、180日目が無事とは限らない。この種のリスクは生存率の表では測れません。

各社の踏み雷記録

Imgur:地域ブロックと風控、実務上は当てにできない

台湾 IP のアップロードブロックは未解決、日本からは通るが地域単位でブロックをかける実例(英国もブロック済み)。旧画像は生存するが直リンクは風控でランダムに弾かれる。デフォルトの主力にはもう据えない。

Postimages:90日で最も退屈な1社(褒め言葉)

この90日で一度も事故なし。公式が放置削除しないと明言。現状いちばん推せる長期外部リンク候補。

Imgbox:安定、ただし JPG/PNG のみ

生存も画質も安定。ただし JPG/PNG しか受けず、WebP や GIF を上げると即拒否。

Catbox:技術面は満点、財務面は高リスク

元ファイル直保存、直リンクがクリーンで技術面はほぼ非の打ちどころなし。だが財務面が高リスク。大事な画像をここ1本だけに置かない。

freeimage.host:持ちこたえるが UI は簡素

アップがやや遅く UI も簡素。勝ち点は90日で一度も落ちなかったこと。バックアップならまだ使える。

では lpic.cc は? 先に欠点から

自分の家の話こそ正直に。そうしなければこの記事は無意味になる。

lpic.cc はデフォルト30日保存。 この「誰が長く生きるか」の実験では、30日目で期限切れ消滅し、永久を謳う老舗に真正面から負けました。これは設計思想の違い。lpic.cc の立ち位置は「期限つきの共有とパスワード保護」であって、「上げて10年放置する永久倉庫」ではない。加えて単体サイズ上限があり、公開ページには広告もある。全部並べます。

では誰に向くか。画像を掲示板や X に貼り、その投稿の議論の熱が続く間だけ持てばよく、しかも画像を勝手に取られたくない場面。 lpic.cc はパスワード保護と短縮 URL に対応し、30日以内は直リンクが安定、二次圧縮もしない。無料アップロードは登録も不要。「期限はあるが、よりプライバシー重視」の道具と考えてください。

言い換えると。永久保管なら Postimages か Imgbox。パスワードつき・期限つきの共有リンクが欲しいなら lpic.cc を検討。道具に最良はなく、場面に合うかだけ。これが90日実験の最大の学びでした。

よくある質問 FAQ

Q1:結局どこが最も画像を削らない?

この90日の実測 + 公式方針で見ると、Postimages と Imgbox が「放置では削除しない」を最も明確に書き、実測も最も安定した2社。ただしどの無料サービスも法的レベルの永久保証はくれない。大事な画像は必ずローカルにもう1部保存を。

Q2:Imgur は結局まだ使える?

日本からアップ自体は通るが、地域単位のブロック実績(台湾・英国)があり、直リンクは風控でランダムに弾かれる。2026年に主力の外部リンク先として据えるのは、私個人は勧めません。既存ユーザーが旧画像を見る用途に留めるのが無難。

Q3:5ch や X に貼った画像が見えないのに、ホスティング内では残っているのはなぜ?

9割は「画像ページの URL」を「画像直リンクの URL」と間違えてコピーしている。埋め込みや <img> は末尾が .jpg/.png の直リンクしか受けない。少数のケースはそのホスティングがホットリンクをブロック、または Imgur のように風控がランダムに 429 を返す。

Q4:ホスティングに画像をこっそり圧縮された、どうすれば?

元画質を保ちたいなら元ファイル直保存のサービスを優先(実測では Catbox、ImgBB、Postimages がほぼ元ファイルを触らない)。Imgur のように二次圧縮する社は、アップ前から画質が少し落ちると織り込む。

Q5:大事な画像1枚を、結局いくつのホスティングに置くべき?

私の実務は「最低2社 + ローカル1部」。1社をメイン(例:Postimages)、性質の違う別1社をバックアップ、加えて自分の PC の元ファイル。どの無料ホスティング1社に頼るのも、その社が潰れないほうに賭けているだけです。

References

#無料画像ホスティング#画像生存率#Imgur#5ch#画像外部リンク#Postimages#Catbox#画像共有
A

著者

Alex Chen

製品テスター

すべてのツールを実際に使用し、一人称で本物の使用体験をお届けします。